公開日 2024年03月07日
クビアカツヤカミキリは、サクラ、ウメ、モモなどを加害する外来生物で、令和4年5月に阿波市内の一部で発見されました。被害が進むと、木が弱りやがて枯れてしまいます。
被害を食い止めるためには、見つけたら早期に防除することが重要です。なお、本虫は特定外来生物に指定されており、飼養等(飼育・栽培・保管・運搬・販売・譲渡・野外への放出等)が原則として禁止されています。つまり、採集した個体を飼育したり、移動させる、さらに他の地域へ放つと法律によって罰せられます。
特徴
・成虫は2.5~4㎝の大きさで光沢がある黒色
・頭部の下(前胸の一部)が赤く、突起がある。
・成虫は6月中旬から8月上旬に現れ、幹や樹皮の割れ目に産卵し、8~9日後孵化します
・幼虫が寄生した木からは大量のフラス(フン、木くずと樹液が混じったもの)を大量に排出されます
対策
【成虫】
・発生時期となる6月下旬から発見次第に捕殺してください。
・登録された農薬を使用方法に従い、散布してください。
・樹から羽化脱出する個体の拡散を防止するため、樹幹にネットなどを被覆してください。
【幼虫】
・フラス(木くず)が排出される時期に、排出口からドライバーなどで樹皮を剝がしながら食入孔を探り、幼虫を発見次第、刺殺してください。
・樹皮を剥がした部分には、保護資材を塗布してください。
・食入孔を探索しても幼虫が奥深くいるなどで発見できないときは、排出口にエアゾール剤のノズルを差し込み薬液を噴射してください。
防除に関するお問い合わせ
〒779-3233 名西郡石井町石井字石井1660
徳島県立農林水産総合技術支援センター病害虫防除所 電話:088-674-1954
徳島県立農林水産総合技術支援センター高度技術支援課 電話:088-674-1922
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