公開日 2022年05月24日
農作業時、マダニに注意しましょう
春から秋にかけて、マダニの活動が活発化します。マダニに咬まれるとSFTS(重症熱性血小板減少症候群)などの感染症にかかることがあります。
SFTSとは
SFTSウイルスに感染する事で起こる病気で、6日~2週間の潜伏期を経て、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)で発症します。重症化すれば、死亡することもあります。
どのように感染するのか
SFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染します。すべてのマダニが病原体を保有しているわけではありませんが、発症すると重症化することもあります。
この病気を媒介するマダニは、家ダニなどとは違う種類で、体長10mmほどで野山に生息しています。
予防するには
藪や草むらに入るときは、長袖・長ズボン・長靴、手袋、首にタオルを巻くなど肌の露出をできるだけ少なくすることが大切です。また、虫除けスプレーも一定の忌避効果があります。屋外活動後は入浴し、マダニが付着していないか注意深く全身チェックしましょう。
マダニに咬まれたら
マダニの多くは、皮膚にしっかりと口器を突き刺しているため、無理に引き抜くと口器の一部が体内に残ってしまうことがあるので、無理に引き抜こうとせず、必ず医療機関で処置してもらってください。
咬まれた後1週間から2週間ほどは、発熱、嘔気、下痢などに注意し、症状があれば直ちに医療機関を受診してください。
お問い合わせ
産業経済部 農業振興課
TEL:0883-36-8720
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