公開日 2022年03月15日
18歳になると一人でできること
・アパートを借りる
・クレジットカードを作る
・スマートフォンを契約する
・ローンを組んで車を買う など
18歳以上が成年として扱われるようになるため、未成年者が法定代理人(親など)の同意を得ずに契約した場合に契約を取り消すことができる「未成年者取消権」が適用されなくなります。
契約に関する知識・経験が少ない若者を狙う悪質な業者は少なくありません。自分の身を守るためにも、様々なサービスの仕組みや悪質商法について理解を深めましょう。
※飲酒・喫煙ができるようになったり、国民年金の加入義務が生じるのは20歳からです。
こんなトラブルにご用心!
★定期購入
安価な価格や大幅な割引きをうたった商品は、定期購入が前提になっていないか確認しましょう。
定期購入であることを承諾して契約をした場合でも、「いつでも解約可能」と書いてあるにもかかわらず事業者と連絡が取れなかったり、ネット上での解約手続きがうまくいかないといった相談が寄せられています。
ネット通販では定期購入か否かにかかわらず、事業者の情報や特定商取引法に基づく表記、返品特約などをチェックしましょう。
★ブランド品等のセール
ブランド品等の大幅なセールを行っている通販サイトで、安い価格に惹かれて購入した消費者が偽物の商品を送り付けられたり、商品が届かないといった相談が寄せられています。
このようなサイトでは、偽のサイトであるにもかかわらず大手事業者のロゴマークを無断で使用したり、公式サイトをそのままコピーするなどして消費者を信用させようとします。
通販サイトを利用する際には、公式サイトであるかどうか、事業者の住所や電話番号等に不審な点がないかを確認しましょう。
★副業サイト
副業サイトをうたう悪質な事業者の手口として、「話を聞くだけで簡単に収入を得られる」などといって、手数料や登録料と称し次々にお金を請求するといった特徴があります。
SNS等で交流するようになった相手から、もうけ話を持ち掛けられ課金制のサイトに誘導されることもありますので、知り合いからの誘いであっても安易に乗らないようにしましょう。
簡単なやり取りや作業をしただけでお金を稼ぐことはできません。「誰でも稼げる」「確実に稼げる」といった言葉はうのみにしないようにしましょう。
★情報商材
トレードシステムやビジネスノウハウに関する商品(情報商材)を購入したが、思ったように収入を得られないという相談が寄せられています。
「もうかるノウハウを教える」などと言って比較的安価な商材を購入させ、その後サポートと称して高額な契約を結ばせる手口が特徴です。
このようなケースでは、「お金がない」と言って断ろうとすると「すぐに元は取れるから」と消費者金融での借入れを勧められたという事例もあります。断る際にはきっぱりと断りましょう。
★美容医療サービス
美容医療サービス等について、「広告で見た施術コースより高額な契約を強引に結ばされた」「施術と併せて化粧品や健康食品を強引に勧められた」といったトラブルが寄せられています。
意に沿わない契約を勧められた際には「契約しない」ときっぱり断ることが大切です。
また、施術前に中途解約の方法を確認し、リスクや副作用等について医師から十分に説明を受け、その場ですぐに契約を結ばないようにしましょう。
★クレジットカード
クレジット契約は、後から支払いができるという、消費者に対する「信用」に基づいた契約です。
利用の際には延滞に注意し、こまめに利用明細をチェックするなど、管理を徹底することが大切です。
また、支払い方法について、3回以上の分割払いや、毎月一定の金額ずつ支払いができるリボルビング払いでは手数料がかさみ、総額が大きくなることを理解したうえで、慎重に選びましょう。
トラブル防止のポイント
・契約をする際は、契約内容を十分に確認する
・仕組みを理解できない取引や高額なものは、その場で契約しない
・「簡単に稼げる」「もうかる」など、おいしい話はうのみにしない
消費生活の中で困ったことがあれば、周囲に助けを求めることが大切です。
消費者トラブルに巻き込まれたときは、迷わず家族や消費生活センターに相談してください。
LINEによる消費生活相談(徳島県センター)
徳島県消費者情報センター
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