公開日 2018年04月01日
1 策定の目的
阿波市は、平成17年4月に旧吉野町・土成町・市場町・阿波町が合併し発足しました。
本市は、徳島県の中央北部に位置し、北部の県境には讃岐(阿讃)山脈の緑豊かな山地を有し、
南部は吉野川北岸の平野部に市街地を形成しています。
自然に恵まれ、郷土愛と奉仕精神あふれる人が住み、温暖な気候と肥沃な土地を生かし高品質な
農畜産物を供給する県下有数の農業のまちとして発展してきました。
本市では、「第1次阿波市総合計画「わたしの阿波未来プラン」(平成19年度~平成28年度)、
「第2次阿波市総合計画「かがやく」わたしの阿波未来プラン2017(H29)年度~2026(H38)」を
最上位計画として策定しました。
この総合計画において、「環境重視の特色あるまちづくりを総合的、計画的に進めるため、
全市的な環境保全の指針となる環境基本計画の策定を図ります。」と、環境基本計画の策定について
検討することとなりました。
現在は、大量生産、大量消費のライフスタイルとなり「生活型公害」と「廃棄物公害」による
地域環境問題と、地球温暖化、自然災害などの地球環境問題になっています。
環境に対する市民の要求は多様化し、かつ高度なものになってきており、本市が直面している環境問題に
的確・迅速に対応していかなければなりません。
このような環境問題の対応に、従来の法令等による規制だけでなく、ライフスタイルの見直しと
問題提起しなければなりません。
また、地域事情に沿った具体的な目標や、市民・事業者・市のパートナーシップで取り組む行動指針を定め、
豊かな自然が息づくまちとしての特性を踏まえ、環境保全を重視した生活環境の整備を図り、
市民がずっと住みたくなる環境づくり、そして市外の人々が移住したくなる環境づくりを進めることが必要です。
本市では、健全な地域環境や地球環境を将来の世代に引き継ぐため、平成17年4月1日から
「阿波市環境基本条例」を施行しました。
本計画は、「阿波市環境基本条例」の基本理念に基づき、市民、事業者及び本市がそれぞれの立場で、
または協働して環境の保全に取り組むことにより、環境への負荷の少ない持続的な発展が可能なまちづくりを
実現するため、環境保全に関する施策を総合的かつ計画的に推進を目的とします。
2 計画対象期間
2018(平成30)年度から2027年度までの10年間
3 基本理念
住みよいまちづくりを推進するに当たっては、緑豊かな恵まれた自然環境や生活環境を守り、
現在及び将来にわたり自然と調和した健康で夢と希望と活力のあるまちづくりを基本理念とする。
4 目指すべき環境像
10年後を見据えて、阿波市が目指すべき環境像を次のとおり設定します。
望ましい環境像は、「第2次阿波市総合計画」に掲げる目標、および阿波市環境基本条例の基本理念を踏まえ、
本計画の策定にあたり実施した市民・事業者アンケート調査や環境の現状・特性や課題を整理したものとしています。
未来につなぐ環境 自然豊かに愛される郷土 阿波市
○自然環境・景観の保全
○地球温暖化対策の推進・環境衛生の充実
○環境教育・啓発活動の推進と実践活動の促進
5 基本目標
自然豊かな郷 阿波市 (自然環境・景観の保全)
暮らしを守る 阿波市 (地球温暖化対策の推進・環境衛生の充実)
未来への継承 阿波市 (環境教育・啓発活動の推進と実践活動の促進)
6 基本施策
1 自然豊かな郷 阿波市
(1)自然環境の保全
(2)農業環境の充実
(3)森林の保全・育成・活用
(4)地球環境の保全
2 暮らしを守る 阿波市
(1)生活環境の保全
(2)安全安心・快適な生活の構築
(3)資源循環の整備
(4)ごみ処理等環境衛生の充実
3 未来への継承 阿波市
(1)環境教育の推進
(2)食育の充実
(3)コミュニティ活動の実践
(4)共生・協働体制の確立
目標を達成するために、ぜひみなさんに取り組んでいただきたいことをあげていますので、ご覧ください。
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