公開日 2015年01月30日
障がい者を虐待から守りましょう
障がい者への虐待は絶対にあってはならないことです。虐待は、障がいをもつ人が自立し社会参加をしていくうえで、大きな妨げになっています。障がい者への虐待の防止、早期発見、早期対応及び養護者への支援の推進を図るため、平成24年10月1日に障害者虐待防止法(正式には「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」)が施行されました。
阿波市では、法の施行に合わせ、社会福祉課内に障害者虐待防止センターを設置し、関係機関と連携を図りながら、障がい者虐待の未然防止や早期発見、迅速な対応、その後の適切な支援を行うための体制を整備します。
地域ぐるみの早めの対応や支援は、虐待を受けている障がい者だけでなく、虐待をしている家族が抱える問題の解決にもつながります。私たち一人一人がこの問題を認識し、小さなサインを見逃さず早期発見することが重要です。皆さまのご協力をお願いします。
◆家庭などで・・・生活の世話や金銭の管理をしている家族や親族など、養護をしている人から
◆施設などで・・・障がい者福祉施設や障がい福祉サービス事業所などで働いている職員から
◆職場などで・・・障がい者を雇用している職場の事業主や職員などから
◆身体的虐待・・・体に傷や痛みを負わせる、暴行を加える。正当な理由がないのに身体を縛りつけたり、過剰に投薬する など
◆性的虐待・・・無理やり(または合意と見せかけて)わいせつな行為をしたり、させたりする など
◆心理的虐待・・・脅し、侮辱などの態度、無視、嫌がらせをして精神的苦痛を与える など
◆放棄・放任(ネグレクト)・・・食事や入浴などの世話や介助をしない、必要なサービス、教育を受けさせない など
◆経済的虐待・・・本人の同意なしに財産や年金を使う、本人のお金の使用を理由なく制限する など
障害者虐待防止法では、虐待に気づいた方には通報義務があると定められています。「地域で気になる方がいる」、「悩みを聞いてほしい」という場合は、一人で抱え込まず阿波市障害者虐待防止センター(社会福祉課内、0883-36-6812)へご相談・ご連絡ください。虐待に関する相談や通報をした人の情報は守られますので、安心してご相談ください。
【障がい者の虐待に関する相談・通報窓口】
阿波市障害者虐待防止センター(阿波市本庁1階 社会福祉課内)
電話:0883-36-6812 FAX:0883-36-5158