「ケアラー」を知っていますか?

公開日 2024年09月02日

〇「ケアラー」とは


  こころやからだに不調のある人の「介護」「看護」「療育」「世話」「気づかい」など、

 ケアが必要な家族や近親者、友人、知人などを無償でケアする方のことです。

  子どもから高齢者まで、誰でもケアラーになり得ます。

 

  ケアが必要な人だけでなく、ケアラーも個人として尊重され、健康で心豊かな生活を送る

 ことができるよう、社会全体で支えていくことが大切です。
 

 

〇具体的な事例

 

 ・ 両親が働いているので、認知症の祖母の面倒を看るのは自分しかいない。

   本当は友達と遊びたいし、クラブ活動もやりたい。(高校生)

 

 ・ 娘は24時間医療的ケアが必要です。夜も3時間おきにたんの吸引が必要。

   一晩でもぐっすり眠ってみたい。(40代女性)

 

 ・ 両親に介護が必要になった。大事な親だから、私が面倒を見ないとと思うけど、

   仕事もあるし、ついイライラしてしまう。(50代女性)

 

 ・ 息子に知的障がいがあり、通所施設から帰った後は目が離せない。

   その上、孫の面倒を見てほしいと娘には頼まれる。

   たまには趣味の集まりにも行きたいのだけれど。(60代女性)

 

 ・ 息子が大学を出てから引きこもり、もう20年。時々、暴力を振るわれることも。

   自分の子どもだからどうにかしなければと思うけれど、もう限界。(70代女性)

 

 ・ 妻ががんになり看病しているが、私も先日から腰が悪くなり、通院中している。

   人に頼るのは苦手で誰にも相談できない。(80代男性)

 

 

〇相談窓口


 【高齢者の介護について】 介護保険課 電話0883-36-6814/地域包括支援センター 電話0883-36-6543


 【障がい者の介護について】 社会福祉課 電話0883-36-6812

 

 【ヤングケアラーについて】 こども家庭センター 電話0883-36-6820

 

 

 

◎ケアラー支援イベント ~大切な家族をケアしている「あなた」を応援します~

 

   家族を世話していると、ついつい自分のことが後回しになったり、気がつくとひとりでかかえこんで

  いたりすることがありませんか?

   ケアラーは誰もがなり得る身近なものです。また、「支える人」にも「支え」が必要です。

   阿波市手をつなぐ育成会では、ケアラー支援イベントを下記のとおり開催します。

   家族のケア(介護、看病、療育、世話、気づかい、など)している方は、お気軽にご参加ください。

 

   【日時】 令和6年11月11日(月) 午前10時30分~午後2時30分

 

   【場所】 阿波市役所 市民情報スペース

 

   【内容】 ストレスチェックコーナー ・・・ 心身の状況をチェックします。

         おしゃべりコーナー ・・・ 同じ視点で共感し、寄り添います。

         癒しのコーナー ・・・ アロマ・マッサージなどで疲れを癒します。

         相談コーナー ・・・ 行政が福祉サービスなどの相談を受け付けます。

 

   【問い合わせ先】 阿波市社会福祉協議会 電話0883-36-5511

 

 

 

主催:阿波市手をつなぐ育成会
共催:阿波市の今と未来を考える実行委員会 福祉分野
後援:阿波市・阿波市社会福祉協議会