公開日 2022年09月30日
阿波市吉野町西条において、特定外来生物の1種であるアルゼンチンアリが確認されました。
県内においては平成22年度の徳島市津田地区、平成28年度の鳴門市及び藍住町、令和3年度の徳島市南島田町及び庄町、同市多家良町、鳴門市大麻町に続き6例目となります。
1.アルゼンチンアリによる被害について
アルゼンチンアリは繁殖力が高く、攻撃性も高いことから一度地域に定着してしまうと在来アリの駆逐を招きます。
在来アリの駆逐による減少が発生すると、アリに花粉の運搬や種子の散布を依存している植物の繁殖阻害を引き起こす可能性やその他の節足動物をはじめ、鳥類・ほ乳類にも影響を与える可能性が指摘されています。
また、アルゼンチンアリに毒性はありませんが、行列を作って屋内に侵入し、食料に群がったり、就寝中に身体を這ったりするなど人に対する不快感を与える被害が報告されています。
アルゼンチンアリは、夕方から夜にかけて活発に活動しますが、日中においても群れで行動するため目につきやすいアリです。
2.アルゼンチンアリの特徴について
アルゼンチンアリを見分ける際の特徴として、以下のことが挙げられます。
・色は茶色
・大きさは2.5mmから3.0mm程度
・体はスマートで長い触覚
・動きが素早い
その他、詳細な特徴については環境省より配布されている資料をご確認ください
→環境省:アルゼンチンアリの見分け方[PDF:2.19MB]
3.アルゼンチンアリの駆除について
アルゼンチンアリは、他のアリと同じように市販されている薬剤で駆除できます。
色々な種類の薬剤がありますので、駆除を行う場合は目的に応じて薬剤を使い分ける必要がありますが、目の前にいるアリではなく、巣ごと駆除できるタイプの薬剤(ベイト剤など)が特に効果的です。
4.情報提供に関するお願い
アルゼンチンアリと疑われるアリを見つけられた場合は、阿波市環境衛生課までご連絡ください。
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